NCPアンカー
岡部株式会社
強度管理を可能にした機械式杭頭接合工法
NCPアンカー工法は、既製コンクリート杭(PHC杭・PRC杭)の杭頭端板に設けられた雌ねじに、NCPボルトの雄ねじ部を螺合し、かつ、内面に非螺合部(ねじ無し部)を設けたNCPカプラーを雄ねじ部に装着して締め付ける事により、雌ねじとの接合部の直上に雄ねじの伸び部を形成し、かつ、緊張して接合部に軸力を導入して接合します。この接合方式は、NCPカプラー下面と端板間に導入した軸力と釣り合う材間接触圧を発生させ、この材間接触圧はトルク値に変換出来る為、NCPカプラーを締め付ける際、トルクレンチで導入された軸力を管理出来ます。即ち、ねじ接合部に軸力を導入する事は、予め、ねじ接合部の引張試験を実施する事であり、ねじ接合部の強度確認が可能となります。尚、ねじ接合部に軸力を導入して安定したトルクを発生させる為には、非螺合部を設けたNCPカプラーでNCPボルトの雄ねじ部に伸び部を形成し、かつ、緊張する事が必要となります。